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情報リテラシーを高めたい方へ

以前の記事で、「日本人の情報リテラシー」が低いことやその理由を主題にした記事を書きましたが、何から始めればいいのかという解決法を明快にしておりませんでしたので、一つの方法として”国家資格”を取得する(合格・非合格は問わない)ための勉強をすることを提案します。学生は学校により単位が・社会人は企業によっては手当てが支給されることもあるので、受験費を節約・もしくは還元することも出来ます。

唯一無二にしてIT系の国家資格

情報処理技術者試験の範囲

日本が国として認定している国家資格は「情報処理技術者試験」が存在しています。民間のIT専門の国家資格は多くありますが、その多くは自社製品の知識を会得させるための自社の社員教育のようなものであります。対して、「情報処理技術者試験」はITを活用するにあたって、コンピュータや情報を扱う状況になった時、必要となる基礎知識を問う内容になっております。

「情報処理技術者試験」は、利用する立場や難易度の異なる10種類以上の資格を含んでいます。中でも、「ITパスポート」試験は業種や職種を問わず、すべての社会人にとって必要な知識を試験範囲としています。従いまして、「情報処理技術者試験」は”IT技術”に関する内容だけではなく、”経済・経営”や”簿記”に関する事柄や、”法律”に関する内容も含まれております(“日商簿記”と重なる内容も存在)。このような幅広い分野から出題されるため、普段コンピュータを扱うことが殆ど無い方でも、有用となる知識が問われることになります。ただし、問われるのは座学となる知識だけなので、逆にIT業界で即戦力になるような、実践的な資格ではありません。

情報処理技術者試験の概要

「情報処理技術者試験」は、既に述べたように各分野の知識を問う試験の集合体です。ここ数年、「情報処理技術者試験」の構造は毎年のように再編されております。IT技術の進歩が早いことや、試験範囲が広いことによる各試験項目の見直しが為されているためだと考えております。現在、IT技術者向けと全ての社会人向けに大枠で別れており、社会人向けの「ITパスポート」試験は、CBT(Computer Based Testing)と呼ばれる形で受験することが出来ます(以前は春・秋で年に2回)。CBTの詳細については、この記事の題目から逸れてしまうことから詳しくは述べませんが、CBTを利用すると試験日程を受験者が決めることが出来ます。

「ITパスポート」試験の対象者(合格者)像には以下のように書かれています。

職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち,情報技術に携わる業務に就くか,担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者

コンピューター系のマガジンを購読

資格試験を受験する程ではない方や、資格試験を受験することに抵抗がある方は、コンピューター系の雑誌を購読することから始めることを提案します。近年は、電子書籍などの出現により、コンピューター系の雑誌の廃刊が進んでおりますが、インターネットでの検索の仕方などが不得意な方には、紙媒体の雑誌をオススメします。

主に、情報リテラシーを上げる方法は、当たり前かもしれませんがITの世界(インターネットなど)に、触れてみることだと思いますが、ITをあまり利用しない方では、表現はおかしくなりますがインターネットという場所に行くように言われても、おそらく尻込みするかと思います(英語学習者が留学するのと同じ)。となると、残りはIT系の書籍から、情報リテラシーを得るというのも難しいと思います。そこで、専門書ではなく軽めの雑誌から、情報リテラシーをカジッてみるのが、よろしいかと思います。

個人的におすすめなのが、「日経コンピューター」です。個人的な指標ですが、ITの世界の表面だけを眺めるような感覚で読むことが出来る、浅すぎず深すぎない絶妙な塩梅(あんばい)で、情報リテラシーを伸ばすことが出来るかと思います。

以上になります。

記載した方法以外にも情報リテラシーを上げる方法があれば、コメント等で教えてもらえれば幸いです。