「レンタルサーバー・クラウドサーバー・VPS」の比較

ホスティングサーバーの種類

いろいろ事情はあるでしょうが、もし、Webサーバーを公開したいと思った時、どうすればいいのでしょうか?
【この記事は、これからWebサーバーを運営したい方】を対象にどのような運営方法があるのかを紹介致します。ただ、自宅で24時間365日起動できるパソコンが有る場合は、この記事については「こんな方法があるのか~」みたいな感じで読んでくだされば幸いです。

レンタルサーバー方式の特徴

Webサーバーの公開方法として一番ポピュラーなのは、「レンタルサーバー」を借りる方法でしょう。レンタルサーバーを提供している、主なサービスは”さくらのレンタルサーバー・ロリポップ”あたりでしょう。いろいろなオプションを付けることで、契約時の価格は変動しますが、レンタルサーバーの運営元がオススメしているのは「500円前後/月」のサービスです。
例えば、さくらのレンタルサーバーであれば、一月515円(執筆時)の契約で、「電話サポート・独自CGI・無料SSL・FTPサーバー・WordPress」など、静的なWebサイトでの運営であれば必要なサービスがひととおり揃えることができます。「レンタルサーバー方式」が向いているのは、以下のようなホームページを公開したい人です。

  1. コーポレートサイト
  2. 自分で広告を指定できるブログ
  3. 静的(独自CGI)は、あまり使用しないサイト

クラウドサーバー方式の特徴

クラウドサーバー方式のサービスは、Webアプリや動的なWebサイトを構築する用途に特に適しています。クラウドサーバーを提供している主なサービスは”AWS(Amazon Web Service)”になります。クラウドサーバーの特徴は、契約してすぐに開発環境や動作環境がセッティングされていることです。動的なWebサーバーの場合、サーバーサイドでプログラムを動作させる必要がありますが、既にセッティングされているので、バックエンド(HTTP(Web)サーバーやPHPのインストール)等の、知識がなくても、フロントエンド(JavaScript・PHP・Ruby・Python)の開発に取り掛かることが可能です。「クラウドサーバー方式」が向いているのは、以下のようなホームページを公開したい人です。

  1. 動的(独自CGI)なサイト
  2. Webアプリケーション

VPS方式の特徴

VPSとは、(Virtual Private Server)の略で、クラウドサーバー方式ではフロントエンドの知識が求められましたが、こちらはバックエンドの知識も求められます。殆どの場合、CentOSやDebianなど、なんらかのLinuxディストリビューションをクリーンインストールした状態で、コマンドラインで操作します。そのかわり、仮想OSですがインストールしたLinuxの管理者権限を取得できていますので、Webサーバーの種類を”Apache”にするか”nginx”を選択することができます。ただし、繰り返しになりますが、これらのソフトウェアの設定も必要になりますので、多くの知識が問われることになります。逆に言えば、自分好みのLinux環境を構築できますし、手軽にLinuxコマンドラインの勉強をすることができます。「VPS方式」が向いているのは、以下のようなホームページを公開したい人です。

  1. 制限なし(なんでもござれ)
    ※そのかわり、自分でやってね。。。

まとめ

Webサーバー公開までの手順の必要性や知識を、以下の表にまとめました。

レンタルサーバー方式クラウドサーバー方式VPS方式
難易度簡単フロントエンドの知識Linux全般
平均価格安い高い普通
自由度無いあまり無い多い

※一応、それぞれポピュラーな所の平均価格で相対的にまとめてみました。

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